港南台内科クリニック

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高血圧、慢性腎臓病の原因となる塩SALTのお話

~昔は給料として支払われていた? 関帝廟も塩にゆかりが?~

掲載日2016-03-07
高血圧とは

 サラリーマンの『サラリー(Salary)』は古代ローマ時代に市民が給料で国に雇われていた軍団兵に与えられていた「塩」を表すラテン語サラリウム(Salarium)が語源となっています。このサラリウム(salarium)は、やがて英語のソルト(Salt)の語源となります。人間の生命維持のために重要な塩は、昔の人にとっても貴重な必需品だったのでお給料として塩で支払われていたのです。

 もう一つ「三國志演義」の英雄として名高い劉備も、もともとは塩商人のボディガードだったと言われています。塩は利益率が高い商品なので、盗賊などに襲われやすく、また国家権力の専売制の圧力もありました。(塩は世界中で時の権力者の専売制として独占、富の源泉でした)。そこで、商人たちは腕利きの傭兵を集め、輸送の護衛に当たらせました。その中に、劉備や関羽、張飛もいたのかもしれません。

 特に、関羽はもともとは、塩が取れる山西省出身で、塩は専売制で莫大な利益をもたらしたので、塩商人→山西商人と呼ばれる人々が中国の各地に広め、そのうち財神(お金儲けの神様)となりました。山西省人=塩商人が守護神として関羽を信仰していった結果です。 世界各地にある中華街にある関帝廟は当初は、山西省人(塩商人)が作っていたものが多いのです。

 ちなみにSalは「塩味のついた」という意味でやはり、塩分が多めの意味を持ちます。(サラダもドレッシングを気を付けないと塩分多めです。俸給もしょっぱい場合もありますが)

そんな塩分ですが、

塩の話

ご覧のとおり、目標には程遠く、

さらに、最近の論文では

《1日の塩分摂取量は男性で14g、女性で11.8g》

という報告もあり、今の時代となっては、ありがたみなく、たくさん摂っている『塩』は逆に、『塩』を昔、お金と同じように貴重なものであったことを思い出し、大切に有難く思い、少しずつ摂取、そして減塩→節塩していきましょう。

減塩、節塩したいけれど……という方は、当院で管理栄養士と相談してください。

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