掲載日: 2026-11-06

やさしくわかる甲状腺③ バセドウ病とは?
「甲状腺という名前は聞いたことがあるけれど、どこにあるの?」そんな方も多いのではないでしょうか。甲状腺は、のどぼとけの少し下にある、蝶々のような形をした小さな臓器です。ここから「甲状腺ホルモン」が作られています。今回は3回目「バセドウ病とは?」です。
バセドウ病とは? 動悸・汗・体重減少に注意
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に作られる代表的な病気です。
自己免疫の異常によって、甲状腺を刺激する抗体が作られ、甲状腺が必要以上に働いてしまいます。

よくみられる症状
- 動悸
- 脈が速い
- 暑がり、汗が多い
- 手の震え
- 体重減少
- 疲れやすい
- 筋力低下
- イライラする
- 便がゆるくなる
などがあります。
また、一部の患者さんでは、目が出たように見える、まぶたが腫れるなどの「甲状腺眼症」を合併します。
どのように診断する?
血液検査で、
- TSH
- FT4
- FT3
- TRAb(TSH受容体抗体)
などを調べます。
必要に応じて超音波検査などを行います。
治療方法は一つではありません
バセドウ病の治療には、
- 抗甲状腺薬
- 放射性ヨウ素内用療法
- 手術
などがあります。
年齢、甲状腺の大きさ、妊娠希望、合併症、再発の有無などを考えて治療法を選びます。
動悸や体重減少があるからといって、必ずしもバセドウ病とは限りません。まず血液検査で確認することが重要です。