掲載日: 2026-10-13

やさしくわかる甲状腺② 甲状腺の病気はどんな症状が出るの?
「甲状腺という名前は聞いたことがあるけれど、どこにあるの?」そんな方も多いのではないでしょうか。甲状腺は、のどぼとけの少し下にある、蝶々のような形をした小さな臓器です。ここから「甲状腺ホルモン」が作られています。今回は2回目「甲状腺の病気はどんな症状が出るの?」です。
甲状腺の病気ではどんな症状が出る?
甲状腺の病気が分かりにくい理由の一つは、症状が全身に現れることです。「年齢のせいかな」「疲れているだけかな」「更年期かな」と思っていた症状が、実は甲状腺の異常だったということもあります。

ホルモンが多すぎると(甲状腺機能亢進症)
甲状腺ホルモンが多い「甲状腺機能亢進症」では、体のエンジンが回りすぎたような状態になります。
- 動悸、脈が速い
- 暑がり、汗が多い
- 手や指が震える
- 食べているのに痩せる
- イライラする
- 疲れやすい
- 便がゆるくなる
反対に少なすぎると(甲状腺機能低下症)
甲状腺ホルモンが不足する「甲状腺機能低下症」では、反対に体の働きがゆっくりになります。
- 寒がりになる
- むくむ
- 体重が増える
- 便秘
- 眠気
- 皮膚の乾燥
- 疲れやすい
- 気力や集中力が低下する
高齢の方では、認知機能の低下やうつ症状のように見えることもあります。
症状だけでは診断できません
これらは甲状腺以外の病気でもみられる症状です。そのため、「症状が3つあれば甲状腺病」といった判断はできません。
気になる症状が続く場合には、TSH・FT4などの血液検査で確認することが大切です。