掲載日2018-11-12

良いかかりつけ医をみつけ、良い関係を築くにはどうすれば?(その1)

診察室のよくある風景

先生(医師)にわからないことを質問しようかと思ったけど聞けず(もしくは聞き忘れ)、やっぱり、『あとになって不安になった』『先生に聞いてくれない』 となります。根底には医師とのコミュニケーション不足があるのだと思いますが、そのため 不安になってしまったりということをよく聞きます。(私もなるべくそうならないように気を付けているのですが、、、、)

そもそもかかりつけ医とは?

かかりつけ医≒ホームドクター といえると思います

かかりつけという言葉の成り立ちは?

かかりつけ→掛(か)り付け
→このあとに続く言葉はたぶん『医』しかありません ですので医者にしか使われないのでおそらく造語だと思います。

この場合の「つける」という語は 他の動詞に付いて 「常に○○する」という意味になります。例えば「行き‐つけ」は 「いつも行く」ということということは、『いつも行く医者』 ということになるのでしょうか

では厚生労働省、医師会での かかりつけ医の定義は?

『なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師』と規定されているようです。
→いやいやこれはとてもむずかしい、いやほんとにむずかしい!!

厚生労働省がまとめた、かかりつけ医の有無、またその年齢別のデータです

50歳代で60パーセントを超え、70歳代でほぼ80パーセント前後の方はかかりつけ医がいるというデータです。

ではかかりつけ医の利点とは

・話しやすい ・医師がコロコロとあまり変わらない(あくまで病院と比べて)→ちょっとしたデータや状態の変化に気づきやすい
・自分の専門外や自分が診ることができる範囲を超えた、もしくは超えそうな場合、しかるべき医師、医療機関を紹介してもらえる
・少なくとも医師のほうが一般の方々よりは情報を入手しやすい
・紹介役やキーステーション、コンシェルジュの役目をしてもらえる
・介護認定に必要な意見書の作成を依頼できる
>・医療データはそこに蓄積され、結果的に健康維持や病気の早期発見に役立つ可能性が高くなります

ちなみに、かかりつけ医を決めずにむやみにあちこちの医療機関を受診すると、自分の健康情報を分散させてしまうことになり、医者の立場としても責任が曖昧になり、医師のほうもなんとなく遠慮がちになります。(実はこれ、結構あります)これは患者さんにも診る医師にとっても得策ではありません。

長くなりそうですので(かかりつけ医、その2)に続きます。乞うご期待!


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