掲載日: 2023-03-25

糖尿病受診中断対策を考えるという会

3月24日、糖尿病受診中断対策を考えるという会にて座長を務めさせていただきました。まず基調講演として平尾節子先生には、糖尿病患者さんの治療中断を防ぐために、敢えて患者さんの心がけという観点から話をされました。

平尾先生のお話は、患者さんが治療中断を防ぐために必要な心構えについて、自院での初期糖尿病教室での試みを具体的に話していただきました。糖尿病は慢性的な病気であり、治療中断は健康上のリスクをもたらすため、患者さん自身と医療従事者との協力が必要不可欠です。そして一番大切なのでまずとにかく中断しないこと!!と話していただきました

平尾先生の貴重なお話は、今後も横浜地域での糖尿病患者さんの健康を守る上で大きな貢献になると考えております。

その後特別講演として、東戸塚糖尿病内科クリニックにて、「人はなぜ服薬できないのか?〜服薬アドヒアランスと配合薬の可能性〜」という演題で、金澤先生にお話しいただきました。

講演では、糖尿病患者さんが服薬アドヒアランスを向上させるために、服薬の意義や正しい服薬方法を理解してもらうため、医療者自身の心構えや取り組むことが重要であることを強調されました。

また、配合薬によるアドヒアランスの向上についても触れていただきました。配合薬とは、複数の薬剤を1つの錠剤やカプセルにまとめたもので、服薬の手間や負担を軽減することができるという利点があります。

金澤先生は、糖尿病患者さんにおいても、複数の薬剤を同時に服用する必要がある場合があり、その場合に配合薬が有用であると説明されました。また、配合薬の利用により服薬アドヒアランスが向上することが報告されていることも紹介されました。具体的には、2種類以上の薬剤を含む配合薬を使用した場合、単剤投与に比べて服薬アドヒアランスが向上するという報告があるとのことです。

このような課題や報告が示されたことから、金澤先生のお話は非常に興味深く、糖尿病患者さんの治療に役立つ講演でした。

糖尿病受診中断対策を考えるという会
糖尿病受診中断対策を考えるという会

港南台内科クリニック