ペン型でない、インスリン注射デバイス、イノレットについて


掲載日2016-05-11

 高齢化が進み、独居の方が増えています。認知症や脳梗塞で片麻痺、また視力低下が起きる中、現在週一回のGLP1製剤などもあり、訪問看護師さんに打ってもらうなどして対応している方もいます。しかしインスリンを打ち続けないといけない方々もいます。そんな時どうするか?そんな方への、選択の一例を示します。

イノレット

 握力や視力の低下した患者や、高齢の患者でも扱いやすいよう、握りやすい形状にしてあるのが特徴です。ダイヤルも回しやすく、単位も見やすいです。

ー イノレット ー

ペンタイプとの比較

 イノレットのほうが手先の細かい作業が苦手な人にも、握力の弱い人にも押しやすくなっています。

 ただ弱点は製剤の種類が、
ノボラピット(超速効型)
30R    (混合製剤)
レべミル   (持効型)の3製剤しかないことです。

ー ペンタイプと比較して、指に当たる部分が広くで押しやすい ー

トマレット

 視力悪く、単位数が見えない人でも、ダイヤルを回すと、上の写真では茶色の注入する部分が、決められた単位(この場合15単位)止まりそれ以上のダイヤルが回らなくなるので、決められた単位で打つ以上で打つような、過剰投与を防ぎます。

ー 金属のストッパーを単位に合わせてスライドさせる ー
矢印に示したように、ストッパーでダイヤルが止まる ー

トマレットの動画によるご説明

カタレット

 プラスチックのシンプルな構造ですが、片麻痺の人が自分で一通りインスリンを打つために、片手でも針がつけたり、インスリンの単位を合わせるための自助具もあります。こちらは、ノボノルディスクファーマ株式会社に連絡すれば手に入ります。

*ペン型についても握力低下した患者さん、視力低下した患者さんへの補助器具もあります。次回ご紹介します。


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