頸動脈エコー検査とは?


掲載日: 2016-01-07

動脈硬化

 動脈硬化をご存じですか?動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞のリスクとなる病気です。エコーで頸動脈の血管をみることで動脈硬化の評価ができます。

 首のところには、心臓から脳に血液を送る頸動脈があります。この頸動脈に向けて、超音波を送信し、はね返ってくる反射波(エコー)を画像化して、頸動脈の動脈硬化がないかを調べます。エコー検査は痛みもなく、被爆もない安全な検査です。仰向けに寝た状態で首にゼリーを塗り、10~20分程度で終わります。

 頸動脈の壁は下図のように3層(内膜・中膜・外膜)からできています。 そのうち、内膜と中膜を合わせた内中膜複合体(IMC)の厚さを測り、動脈硬化の有無を調べます。

プラーク

 また血管中にプラークと呼ばれるつまりの原因になるものがないかも調べます。

 高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、加齢などが原因で、生じます。これが大きくなると血管が詰まったり、一部が剥がれて脳血管に詰まる(脳梗塞)ことがあります。 頸動脈エコー検査は超音波(エコー、ドップラー)を使い、視覚的に動脈硬化の診断ができる検査です。

 頸動脈の動脈硬化が進んでいるほど、ほかの部位の動脈硬化も進んでいると考えられます。このことから、動脈硬化が原因となる心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳梗塞(のうこうそく)、大動脈解離(だいどうみゃくかいり)などの命にかかわる病気が発症する危険度を推測することができます。

頚動脈エコー検査の流れ

 完全予約制です。診察のあと予約日を決めます。検査前の食事制限はありません。検査後診察にて結果をご報告します。結果次第では動脈硬化を予防・改善するお薬が処方されます。特に、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などを有する方にお奨めの検査です。(これらの病気を持っている方は動脈硬化を進行しやすいので病気の評価にお勧めです)