掲載日: 2019-11-05
甲状腺部位

甲状腺の病気について

 バセドウ病や橋本病など耳にしたことがある方も多いと思いますがこれらは甲状腺の病気です。甲状腺の病気は自覚症状がほとんどない潜在患者も含めると10人に1人が持っているといわれるほど、ありふれた疾患です。しかしその病気がどういうものか?あまり知られていません。いったいどういう病気なのでしょう?

「甲状腺」とは、首の喉ぼとけのすぐ下にある小さな臓器です。「甲状腺」では、「甲状腺ホルモン」を分泌して、全身に届けています。「甲状腺ホルモン」は、「新陳代謝」を調節する役割があります。

甲状腺ホルモンの働き

 言い換えると
熱産生→「新陳代謝」により、脂肪などを燃やして活動するために必要なエネルギーをつくる
成長→脳や骨の発育、古い細胞を新しい細胞に置き替えたりすることで、体を成長させる
自律神経の交感神経の働きを亢進する(脈を速くする、発汗)

 そのため、甲状腺疾患になると、「甲状腺ホルモン」がきちんと働かず、体にも異常が出てくる場合があります。甲状腺の病気は非常に多いのですが、症状が軽いとなかなか気づきにくい、また実際、病気があっても、その多くは治療不要な場合も少なくありません。 ただし、その一部は将来治療が必要になるレベルになることもあるので。定期的な診療での観察が必要となります

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甲状腺の病気

 甲状腺の病気は大きく分けて2つ、
(A)甲状腺の『働き』が損なわれるためにおきる病気 バセドウ病や橋本病など
(B)甲状腺の『形』の変化による病気があります。
ただ(A)と(B)が重複する方もいます。(甲状腺に感染症が及ぶためにおこるものもありますが)

(A)甲状腺の“働きの”異常

 甲状腺の病気は大きく分けて2つ、
(A)甲状腺の『働き』が損なわれるためにおきる病気 バセドウ病や橋本病など
(B)甲状腺の『形』の変化による病気があります。
ただ(A)と(B)が重複する方もいます。(甲状腺に感染症が及ぶためにおこるものもありますが)

  「甲状腺ホルモン」の分泌が不足したり過剰になったりすることで起こります。甲状腺ホルモンが過剰の「甲状腺機能亢進症」と甲状腺ホルモンが不足の「甲状腺機能低下症」について、症状は表の通りです。

 甲状腺の『働き』については、まずは血液検査が有用です。

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(B)甲状腺の「形」の変化

腫瘍性疾患

「甲状腺」の一部にシコリなどができたことによる甲状腺の病気のこと。

良性疾患

腺腫、腺腫様甲状腺腫、のう胞など。この場合自覚症状もなく、ほとんど害になることもありません。

悪性疾患

乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がん、低分化がんなど。ただし甲状腺がんはまれで、全体のがんの1%くらいです。ほとんどのものが、がんのなかでも大人しい部類に入りますが、まれに悪性度の高いものもあります

びまん性腫大

「甲状腺」全体が大きくなっていること。機能のところで触れた、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)や甲状腺機能低下(橋本病など)でおきます。

甲状腺の「形」の変化については、まずは甲状腺エコーがとても有用となります。ご心配な方は、当院では血液検査、甲状腺エコー(予約制)も行っておりますので、受診してみてください。

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港南台内科クリニック